人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」に対応したDX eラーニング研修リスト【2025年版】

~研修受講費用の最大75%が戻る注目の助成金対応研修~

社内のDX化を推進する際に、まず一番はじめに考えるのは、研修によって社員にDXに関連する新たなスキルを身につけさせることだろうと思います。

しかし、どの研修会社のものを選べば良いのか、集合研修とeラーニングどちらが良いか、研修費用はどれくらいになるのかなど、様々な条件があるためどうやって決めたらよいか分からない、、、ということはないでしょうか。

そのようなお悩みを抱える人事担当者や事業部門のリーダーの方に、今まさに注目していただきたいのが「人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コース」です。

政府が推進している「リスキリング」は、単なるスキルアップではなく、事業の変革や企業の持続的成長を支える人材戦略そのものです。特に「人材開発支援助成金・事業展開等リスキリング支援コース」は、要件を満たす研修を受講することで、研修費用の一部が助成され、企業にとって非常にメリットの大きい制度です。

本記事では、制度の概要と助成金に対応したeラーニング研修講座例をご紹介し、人事部門・事業部門のリーダーの皆さまにとって、今すぐ活用できる実践的な情報をお届けします。

※助成金の詳細は、必ず厚生労働省のウェブサイトでご確認ください。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html

目次

人材開発支援醸成金 事業展開等リスキリング支援コースとは?

厚生労働省が実施する「人材開発支援助成金」は、企業が従業員に対して職務に関連した専門的な知識及び技能を習得させるための職業訓練等を計画に沿って実施した場合等に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です。

人材開発支援助成金には以下の4つのコースがあります。

  1. 人材育成支援コース
  2. 教育訓練休暇等付与コース
  3. 人への投資促進コース
  4. 事業展開等リスキリング支援コース

4つのコースそれぞれに対象となる研修の形態や内容が決められていますが、このうちの④の「事業展開等リスキリング支援コース」は、企業が新たな事業分野への展開やDX推進などを行う際に必要となる知識の習得のための研修を受講した場合に、研修費用や賃金の一部を助成されます。

例えば、10時間分以上のDXに関するeラーニングを受講すると、受講企業には、研修受講費用の最大75%(中小企業の場合)が国から助成されます。

LMS(Learning Management System:研修管理システム)を活用したeラーニング研修は、時間や場所を選ばずに受講することができるためハードルが低く、多くの企業で導入が進んでいます。

人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コースに対応したDX eラーニング研修リスト例(2025年版)

人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コースに対応しており、かつ実績のあるeラーニング研修の一部をご紹介します。

1. 株式会社トライフォース

トライフォース社は「法人向け生成AIリスキリング研修」として、「e-learning」×「活用事例共有会」の形で独自の研修を提供しています。

eラーニング研修としては、

  • ⽣成AI基礎コース・・・5時間
  • ⽣成AI応⽤コースChatGPT・・・5時間
  • ⽣成AI応⽤コースツール研修・・・3時間

の合計13時間分の研修を提供しており、人材開発支援助成金の要件に対応しています。

詳しくは公式サイトをご覧ください:
TRIFORCE – 人と企業の力を最大化する

2. difference株式会社

difference社は、「明日から使える!AI & DXオンライン講座」として、人材開発支援助成金対応のeラーニング研修を提供しています。

カリキュラムとしては、

  1. AI & DXスタートアップ講座:デジタル変革の第一歩
  2. AI & DXプロフェッショナル講座:実践的活用術
  3. AI & DXアドバンス講座:最先端のビジネス活用

というそれぞれ10時間超の3つの講座があり、自社のスキルレベルに合わせた講座を選択して受講することができます。

また、このeラーニング研修は、弊社のSaaS型LMS「Qualif」Qualif(クオリフ) | オンライン学習講座販売プラットフォーム」を活用して配信を実施しています。

詳しくは公式サイトをご覧ください:
明日から使える!AI&DXオンライン講座/

3. ピーシーアシスト株式会社

同社の「Winスクール」は、全国各地に対面教室を展開し豊富な実績を誇ります。その経験とノウハウを活かし、事業展開等リスキリング支援コースに対応したeラーニング研修を含めて、人材開発支援助成金の他のコースに対応した研修も複数提供しています。

提供される講座は、Microsoft Officeなどのソフトウェアの使い方に始まり、WEBデザインやDTPデザイン、プログラミングまで非常に幅広く、また研修の形態も対面の集合研修やeラーニングなどもあり、自社の社員のニーズに合わせてさまざまに選択が可能でus。

詳しくは公式サイトをご覧ください:
 https://www.winschool.jp/corporate/subsidy_reskill.html

人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コース対象の研修の選び方

助成金を活用して研修を受講しようと考えている企業にとって、研修内容などが要件を満たしているかを事前に確認することは非常に重要です。

助成金対応を謳っているeラーニングであっても、実際には一部の要件に未対応であったり、運用面で必要な機能が不足しているケースも少なくありません。安心して制度を活用するために、以下のポイントをしっかり押さえて選定することが大切です。

① 受講講座が人材開発支援助成金の要件に適合しているか?

まず最も重要なのは、受講する講座が厚生労働省の定める助成金の要件を満たしているかの確認です。対象職種や目的、研修時間数など、細かな要件があります。

ベンダーに対しては、「このeラーニング講座は、人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースに適合していますか?」と必ず事前に確認を取りましょう。

人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コースのeラーニングの場合は、

  • 10時間以上の長さのeラーニング動画研修であること
  • 新規事業に必要な知識の学習、DXに関する知識の学習、グリーンカーボンニュートラルに関する知識の学習のいずれかの内容であること
  • 受講履歴を記録できるLMSに載せて配信すること

などの要件が定められており、事前に対応していることを確認しておきましょう。

② LMS(Learning Management System:学習管理システム)に必要な機能が備わっているか?

厚生労働省がウェブサイトで公開している「事業展開等リスキリング支援コース」の詳細版パンフレットの中には、eラーニング研修の要件として「LMS」という言葉が5ヶ所登場します。それらをまとめると、本助成金に対応するLMSの要件は以下のようになります。

eラーニング研修がこれらの機能を満たすLMSで提供されることを事前にしっかりと確認することが重要です。eラーニングの受講が完了した後で、受講者ごとの受講の進捗率や進捗状況が記録できていないことが判明すると、助成金の支給が認められなくなる可能性が高いためです。

③研修提供ベンダーが助成金の詳細を理解しているか?

人材開発支援助成金では、研修受講前の計画申請と研修受講後の支給申請を、研修受講会社側で行う必要があり、研修提供会社が申請作業をするわけではありません。しかし、それらの申請書を作成する際には研修提供会社に必要な情報の提供を依頼する場面が出てきます。その際に、適切な情報が、適切なタイミングで得られないと、助成金の申請に間に合わず、支給を受け取れないことになりかねません。

研修受講を申し込む前に、営業の担当者などが助成金の知識をどの程度持っているのかを確認することがポイントです。

「Qualif(クオリフ)」で助成金対応eラーニングをスムーズに導入

弊社のSaaS型LMSである「Qualif」Qualif(クオリフ) | オンライン学習講座販売プラットフォームは、助成金の機能要件を満たしており、いくつもの会社様でQualifを使って本助成金対応のeラーニング研修を実施していただいています。

研修を受講される企業様であれば、Qualifを使って提供されるeラーニングをお選びいただけますと、本助成金の申請について弊社からもサポート差し上げることが可能です。

また、研修の提供を考えておられる企業様であれば、Qualifを使って研修を提供いただきますと、LMSの提供のみならず、eラーニング事業の立ち上げ全体のご支援も可能です。

▼詳細はこちら:
Qualif(クオリフ) | オンライン学習講座販売プラットフォーム

Qualif(クオリフ)は、「オンライン学習+講座販売」に必要なeラーニングのすべてが揃うLMSです

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