研修講師のAIアバターを自作して自動で口パクさせる方法~eラーニングコンテンツ内製化手法・上級編~

「eラーニングのコンテンツを作りたいが、出演してくれる講師の手配がつかない・・・」「eラーニングのコンテンツを定期的に更新したいが、そのたびに撮影するのは大変・・・」

このようなお悩みをお持ちではありませんか?

eラーニングの普及が進む中、多くの企業がLMS(Learning Management System: 学習管理システム)を導入し、コンテンツの内製化を進めています。特に、研修会社や資格試験団体、メーカーの代理店教育担当者などの、数多くのeラーニング研修を実施される方々にとっては、コンテンツを自社で内製化できることは、大きなメリットになります。

目次

AIアバター講師を使った、講義型eラーニングコンテンツ作成方法

内製化作成することができるeラーニングコンテンツにはいくつかパターンがありますが、中でも非常によく使われるパターンが「講師の姿とPowerPointスライドとを合成したコンテンツ」です。

これはeラーニングコンテンツに限らずに、YouTubeの教育系のチャンネルでもよく使われフォーマットで、PowerPointスライドやホワイトボード、黒板などの前に講師が立っていて、そのスライドを指し示しながら説明をするというものです。

学校の教室や集合研修の場面で、先生が講義を行う姿を模していることから、非常になじみのある絵面であり、受講者の興味が継続しやすいと言われています。

ただ、このパターンでeラーニングコンテンツを作成するには、講師が講義をする様子をブルーバックスタジオ(もしくはグリーンバックスタジオ)で撮影する必要があり、講師の負担が大きいのが欠点でした。一般的には1時間の動画を撮影するためには、3~4時間必要になるため、仮に1日分=8時間の研修を撮影するとなると、ほぼ1週間近くは拘束される計算となります。

その欠点を解決するために、生身の講師を撮影するのではなく、昨今急速に進歩している生成AIを活用し、AIアタバーで講師の姿を生成し、eラーニングコンテンツを作成するケースも増えてきています。

生成AIで研修講師の話す姿を生成できるサービスとしては、以下のようなものがあります。

  • Heygen
  • AKOOL
  • D-ID

あらかじめ用意されているアバターを選び、スクリプト(ナレーションとして話す文章)を入力すると、日本語のナレーション音声を音声合成で生成してくれて、その日本語ナレーションの内容にぴったり合った形で口パクをする映像まで作ってくれます。映像が生成されるまでに、映像の長さにもよりますが10~15分程度は待たされたりもしますが、ブルーバックスタジオで撮影することと比べると、劇的な時短を実現してくれることは間違いないです。

とはいえ、この手のサービスの一番の弱点は、あらかじめ用意されていAIアバターの中から選ぶ必要があり、かつ、用意されているアバターが外国人風の見た目のものが多く、かつ、ビジネス寄りの服装のものが少ないという点です。日本語で講義をする研修講師なので、スーツを着た日本人のアバターにしたいと思っても、まず見つからないのが現状です。

そのような背景があり、今回ご紹介する記事が目にとまりました。オリジナルで作成したアニメーションのキャラクターを、ナレーション音声に合わせて口パクさせるテクニックを紹介いただいている記事です。

記事の内容であるアバター作成手順が5分程度の動画にまとめられていますので、そちらで概要をつかんでいただき、詳しくはリンク先の記事の内容をお読みください。

キャラクターを自動口パクさせる

本記事では、音声にあわせてキャラクターの口パクを作る方法をご紹介します。

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