eラーニングテストのメリットとは?学習効果を「見える化」し、人材育成を加速させる方法

研修の成果が数値で見えず、投資対効果(ROI)に疑問を感じていませんか?定着のためにeラーニングテストを活用できていますか? eラーニングテストとは、オンライン学習システム上で実施する試験です。eラーニングを活用する人材育成においては、適切なタイミングでテストを実施して、研修の効果を確認することが不可欠です。eラーニングテストは、受講の最適なタイミングで組み込み可能、時間・場所を選ばない、即時のフィードバック、モチベーション維持といったメリットがあります。

eラーニングテストを行う際には、問題作成や結果の集計・分析の機能が備わったLMS(Learning Management System:学習管理システム)を活用すれば、さらに効果的に人材育成を進めることができます。

参考記事はこちら↓
LMSとは ~学習管理システムの基本から応用まで、機能と活用、これからを知る~ | Qualif eラーニングラボ

本記事では、eラーニングテストの種類やメリット、具体的な作成のステップ、注意点について解説します。「研修の成果を数値で示したい」「人材育成を次のレベルへ進めたい」と考える方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

目次

eラーニングテストとは?導入が不可欠な理由

eラーニングは、インターネットを介して受講する学習方法です。eラーニングは場所の制約を受けずに取り組むことができ、自分のペースで学習を進めることができますが、その一方で、教育効果を図りづらいという課題があります。eラーニングテストを実施することにより、企業と受講者の双方が知識の定着度を客観的に把握でき、企業側はeラーニングの改善や受講者のフォローアップ、受講者側は自身の課題を確認することができます。eラーニングテストは、eラーニング学習の質を高めるために必須の要素です。

目的別!eラーニングテストの種類

①事前テスト

eラーニングコースを受講する前に行われるテストです。受講前のレベル把握やカリキュラム調整に活用します。学習者は事前テストを受けることで、eラーニング受講前の自分の理解度が認識でき、受講後の自身の成長が確認できるでしょう。

②事後テスト

eラーニングの学習の成果を測定するためのテストです。1つのコンテンツの終了後に実施することが一般的で、学習内容がどれだけ受講者に浸透しているかがわかります。テスト結果に基づいて、カリキュラムの改善もできます。

③理解度確認テスト

複数のeラーニングコンテンツが完了した後で行われるもので、事後テストより範囲が広く、難易度も少し高くなります。現場に合わせた応用問題を入れる場合もあるでしょう。受講者はeラーニングで身につけた知識が整理できますし、複数の教材にまたがる設問に答えることで、コンテンツ間のつながりも見えてきます。

④修了テスト

eラーニングコースの最後に実施されるテストで、コース全体の理解度を図ります。合格点が設定されている場合もあり、クリアすればそのeラーニングコースの受講は完了したとみなされます。

eラーニングテストのメリット(受講者・管理者別)

○受講者にとってのメリット

・時間や場所を選ばない
eラーニングテストは、時間や場所の制限なく受けることができます。業務が忙しくても遠隔地にいてもリモートワークであっても、インターネット環境さえ整っていれば受験できるため、会場に赴く必要がなく、受験者の負担を軽減します。

・インプットとアウトプットを同時に実現
eラーニングテストを受けることで、受講者は学んだ知識をアウトプットする機会を得ます。インプットとアウトプットが両方できることで、学んだ内容が定着します。

・結果がすぐわかる
自動採点できる設問であれば、自分の点数や合否がすぐにわかります。ミスした箇所のフィードバックがすぐに得られ、復習ポイントが洗い出せます。

・モチベーションの維持
eラーニングの受講前に、テストがあることを通知しておくと、受講者は集中してeラーニングに取り組むでしょう。テストを受験するという明確な目的があると、学習者のモチベーションアップにつながり、受講の成果も上がります。

○管理者にとってのメリット

・負担を軽減
問題作成や配布、解答の回収、採点、集計といった作業がすべてオンラインで完結し、研修担当者の負担が大幅に軽減されます。受講者が各自のペースで受験できるため、会場の手配や日程調整などの作業も不要です。

・学習状況を把握
テスト結果を把握することで受講者の習熟度が確認できます。研修内容の改善や受講者への適切なフォローにつながります。

・コストを削減
テストの印刷費用や会場費が削減できます。地方拠点への出張費や交通費も不要となるため、研修コストを抑えつつ社員教育を実施できます。

・効果測定
テスト結果を集計・分析することで、部署ごとや役職ごとの理解度の傾向がつかめます。定量的なデータに基づいて、eラーニングの投資対効果を図ることができます。

eラーニングテストのメリット
受講者管理者
・時間や場所を選ばない
・インプットとアウトプットを同時に実現
・結果がすぐわかる
・モチベーションの維持
・負担を軽減
・学習状況を把握
・コストを削減
・効果測定

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クラウド型LMS導入でeラーニングの受講履歴の課題はどう解決する? | Qualif eラーニングラボ

LMSのテスト機能

先に述べたeラーニングテストのメリットは、LMS(Learning Management System:学習管理システム)を導入することで実現します。ここではLMSのテスト機能についてみていきます。

1. 問題作成

自社独自の業務内容やルールを盛り込んだ、オリジナル問題が作成できます。難易度の調整もできるので、経歴や年次によって出題を変えても良いでしょう。

問題の形式としては、選択式や○×形式、穴埋め式など、さまざまな出題形式の問題を作成することができます。問題ごとに時間制限や受験回数制限を設けることも可能です。

2.詳細設定

LMSによっては、複数の問題の中からランダムに選んだり、様々なジャンルの問題をシャッフルして出題したりする機能があります。この機能を活用すれば、複数回受験しても毎回異なる問題セットとなり、公正なテスト結果が得られます。合格ラインを決めて、自動で合否判定する設定も可能ですし、合格した受験者に修了証を発行する機能を備えたLMSもあります。

3.結果の集計と分析

結果は自動で集計され、平均点や合格率がわかり、個人やグループ別などの詳細な分析も可能です。受講履歴やテスト結果、更には提出物などを一元管理することも可能なので、受講者の学習状況が的確に把握でき、今後の人材育成や従業員のマネジメントに役立ちます。

失敗しない!eラーニングテスト作成・実施のステップ

①目的を明確にする

テストを受けることで受講者の何を評価したいのか、受講者に何を得てほしいのかをはっきりさせておきましょう。具体的な目標を設定することで、的確な問題が作成でき、評価基準が決まります。

②出題形式を決める

出題形式には、単一選択式・複数選択式・穴埋め選択式・穴埋め記述式・並び替え問題・自由記述式・○×式などがあります。出題したい問題の内容に合う形式を選びましょう。

③問題を作成する

最初に設定したテストの目的が達成できる内容になっているかどうか、出題内容に偏りがないかどうかを注意しながら問題を作成しましょう。QualifのようなLMSなら、画像や動画を盛り込んだ直感的な設問も容易に作成可能です。

④テストを実施する

LMS上にテスト問題を反映します。実施する前に、出題者は試しに受験してみると良いでしょう。受験者の立場で見ることで、わかりにくい点や誤字・脱字を発見することができます。

⑤分析と改善

結果のデータやアンケートを基に、出題形式や合格基準について確認しましょう。正答率が極端に低い問題があれば、問題文のわかりにくさや難易度を見直すことが必要です。テスト内容を改善しながら質の向上を目指しましょう。

eラーニングテスト実施の注意点

・導入するLMSを統一
複数のLMSを導入していると、受講履歴や成績の一元管理が難しくなり、従業員のスキルを社内で共有できなくなります。LMSを一本化し、従業員ごとのデータを把握できる ようにしましょう。

・アクセス環境を整える
eラーニングテストはインターネットを用いて行われるため、安定したアクセス環境が必要です。また、受講者がどのデバイスを使用していてもストレスなく受験できるよう、レスポンシブデザインや操作性にも留意しましょう。

・適切な出題
学習した範囲内の知識で解答できる問題を作成することが大切です。また間違った知識に基づいた設問にならないよう、教材作成の時点で、正確性に十分注意しましょう。
問題の難易度が高すぎると、受験者は意欲をそがれてしまいます。優しすぎると十分な評価ができないことがあります。受験者が的確に答えられる難易度の問題を設定することで、実力が正しく図れます。

・明確な表現
問題文の表現が統一されていないと、受験者は解答に集中できず、実力を発揮できない恐れがあります。「選べ」「選びなさい」「選びましょう」のように、語尾の調子が不統一にならないように、気を配ると良いでしょう。

FAQ(よくあるお問合せ)

Q1 eラーニングは各自で受験するため、カンニングが発生するのではないかと心配です。

A  カンニングについては様々な対策が考えられます。Webカメラを利用して、受験者の様子を撮影する、顔認証で本人確認を行う、端末の使用制限を設定して、テスト画面以外のタブに移動できないようにする、等があげられます。事前にこれらの対策を取っていることを受験者に伝えることで、抑止効果になるでしょう。

Q2 出題形式は、どのように決めればよいでしょうか?

A 例えば、記憶に基づく知識を問う問題では、○×形式や選択式問題を選ぶと良いでしょう。プロセスや手順を問う場合には、並べ替え問題や穴埋め問題が適しています。受験者のレベルや図りたい内容によって、出題形式を選んでいきましょう。

Q3 動画や画像を使った設問も使えますか?

A 動画や画像は文章よりも分かりやすいので、テストの内容を直感的に理解できます。 文章だけでは理解しにくい機械の構造などを画像で、業務の手順などを動画で表して出題することで、実践的なスキルの習得にもつながります。画像や動画は積極的に使っていきましょう。

まとめ

eラーニングテストは、従来の紙の試験と比べて、時間・場所・コストを軽減しながら学習効果の測定と向上が期待できる施策です。明確な目的と適切な出題形式、ストレスを感じない問題作成、分析と改善の実施がeラーニングテストの効果を最大化するポイントです。

LMSを導入すると、問題作成や配信、受講生の成績や履歴の一元管理がオンライン上でスムーズに行え、受講者と管理者双方にとって、大幅な負担の軽減につながります。

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